プロローグ

30年間住んだ家を建替えることにしました。
最初はリフォームを考えていたのですが、東日本大震災の影響もあって基礎から耐震構造にしたいと思い、取り壊して立て直すことにしました。
このホームページは、取り壊しから新しい家の完成までの記録です。

横浜市にある敷地面積が約70平米(20坪余)の小さな家です。どんな家を建てたいのかを明確にするために、最初に要件書を作りました。
家を建てる目的や、要求仕様を書き出すとともに、やらなければならないこと(例えば地中に埋まっているはずの昔使っていた浄化槽の処理など)も書きました。この時点では必要な部屋の種類と面積、機能などを記載しただけで、間取り図は作っていません。

この要件書を見積資料として、大手ハウスメーカー3社を訪問して打合せを行い、見積を依頼しました。2社は木造軸組み工法、1社はツーバイフォー工法です。
見積は各社何度かやり直してもらいましたが、その過程で間取りも決まっていきました。

各社の見積が出揃ったところで比較表を作ってみると、A社には入っている項目がB社にはないとか、別の項目に分散されているなどということがあり、これらは問い合わせて補正しました。
検討の末、見積金額が2番目でツーバイフォー工法の会社にお願いすることにしました。

契約をしたのは2011年暮れ、年明け早々から詳細打合せが始まりました。この間に仮住まいをみつけ、3月中旬に引越し。その直後から取り壊しが始まりました。
仮住まいが近かったせいもあって、取り壊しから完成まで、ほぼ毎日現場へ出向いて写真を撮りました。

家が完成したのは、8月初旬です。ハウスメーカー探しから数えると、1年近くかかりました。この記録(取壊しを除いて約560枚の写真とコメント)が、これから家を建てようと考えている方に少しでも参考になれば幸いです。